『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』第7話「「        」」感想




広告

2018年冬アニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』第7話「「        」」を見ました。

サブタイトルの「「        」」は文字通りの空白です。カギ括弧が2つあるのは私のブログではサブタイトルを「」で引用するというルールの下にそのようになっています。

第7話「「        」」あらすじ

以下、公式サイトよりあらすじを引用します。

『いつか、きっと見せてあげるね、お父さん』
そう言った娘は、もうここにはいない。

湖畔にぽつりと立つ屋敷に、人気戯曲家のオスカー・ウェブスターは暮らしていた。
オスカーは戯曲の執筆を手伝ってくれる自動手記人形を呼び寄せる。
現れたのは、オスカーが名前すら悲しくて囁けない「あの子」と同じ髪色の少女、
ヴァイオレット・エヴァーガーデンだった。

ヴァイオレットがやって来ても、オスカーは何かを紛らわすように酒を飲み続け、
仕事に向かおうとしない。
それには理由があった。

オスカーには自分の命よりも大切な娘がいた。
お気に入りの日傘を差して湖畔を歩く「あの子」の名前はオリビア。
『わたしもこの湖を渡ってみたい。あの落ち葉の上なら、歩けるかなぁ』
そう言って、オスカーに微笑む。
だが、幼い彼女は病に冒され天国へと旅立った。
ただ一人、オスカーを残して。

大切な人との別れがどれほどつらいことか。
ヴァイオレットはオスカーの深い悲しみに共感する。

オスカーはオリビアに生前聞かせてやった物語を、
子ども向けの戯曲として完成させようとしていた。
物語の終盤、主人公は日傘を使って湖を渡り、父の待つ家に帰らなくてはならない。
その情景が浮かばず、行き詰まるオスカー。

次の瞬間、オスカーの瞳にオリビアの日傘を持って湖に向かって跳躍するヴァイオレットが映る。
ブーツが水面の落ち葉に触れて、風の力でふわりと一瞬浮き上がる。

その姿に亡くなったオリビアを重ねるオスカー。
「死なないで、ほしかったなぁ…」
オスカーにはオリビアが微笑みかけたように見えた。

「君は死んだ娘の『いつかきっと』を叶えてくれた。
ありがとう。ヴァイオレット・エヴァーガーデン」
優しさに満ちた瞳で告げるオスカー。

だが、ヴァイオレットの瞳の奥には悲しみが宿っていた――。

「あの子に、オリビアに聞かせてやった話を完成させようと思って……」

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』第7話「「        」」より ©暁佳奈・京都アニメーション/ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会

「ああ、いいなぁ。オスカー・ウェブスターの代筆なんて羨ましすぎる……。だって真っ先に彼の新作が読めるってことでしょう。完成したら久しぶりの新作になるわね」というエリカ。ヴァイオレットが戯曲家オスカーの代筆をするようです。

オスカーの書いた『赤い悪魔』の戯曲を読むヴァイオレット、「ああ、私はこの罪を背負って生きるしかない。この先一生……」と一節を声に出して読みます。

仕事の依頼書をカトレアに渡すクラウディア。カトレアは「ねえ、例の少佐のこと、あの子に話した?」と聞きます。「いや」と答えるクラウディア、「最近のあの子、ときどき何か考え込んでるみたいだから……」というカトレア。

依頼主の元を訪れるヴァイオレット。オスカーの家の周りは荒れ果てています。ヴァイオレットを見て驚いた顔をするオスカー。

オスカー「そこには少女がいた。もう一度会いたかった、名前すら悲しくてささやけない、あの子と同じ髪の色の少女が……」

ヴァイオレットを部屋に招き入れるオスカー。部屋の中も荒れ放題、「オレは今ちょっと体調が……」と言いながら酒をグラスに注ごうとするオスカー、その手を押さえるヴァイオレットは「申し訳ありませんが、仕事中はお酒を控えていただくようお願い申し上げます」と言います。「オレは飲まないと書けない」というオスカー、「書くのは私です」と答えるヴァイオレット。「じゃあ執筆は明日からにしよう」といい酒を飲むオスカー。「困ったお方ですね……執筆はこの部屋で?」と聞くヴァイオレット。「ここかテラスだな。書斎はあるが、あそこは狭くて息苦しい」というオスカー。「でしたら今日は……」とヴァイオレット。

夕方になります。「旦那様、執筆に差し支えない程度には片付けました」とヴァイオレット。タイプライターの用紙はあるかとたずねるヴァイオレット、「ないな、港の商店で売ってるから買ってきてくれ。それと夕食も……カルボナーラが……いい」と言って眠ってしまうオスカー。

食料品店で材料を買い、作り方のメモを作ってオスカー邸に戻るヴァイオレット。初めての料理に苦戦します。「まあ初めてにしては上出来じゃないか」と感想を述べるオスカー。

その夜、酒を探しまわるオスカー。「何をなさっているんですか?」と聞くヴァイオレット。「棚にあった酒をどこにやった?」と聞き返すオスカー。「隠しました。執筆作業の妨げになりますしそれに……旦那様ご自身にとっても良くはありません」と答え、酒を取り上げるヴァイオレット。「お預かりしてよろしいですね?」と聞くヴァイオレット。

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』第7話「「        」」より ©暁佳奈・京都アニメーション/ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会

朝になります。執筆作業をするオスカーとヴァイオレット。オスカーが言ったセリフやト書きをヴァイオレットがタイプします。「なあ、どう思う?面白いか?」とオスカーはヴァイオレットにたずねます。「なんというか……本当の話ではないのに自分が体験しているようです。自分がこのオリーブという少女と同じように喜んだり、悲しんだり、不安になったりするのはどうしてなのでしょうか?」と答えるヴァイオレット。少し微笑みながら「それは、君が主人公と、オリーブと同じ気持ちになってくれてるってことだよ。オリーブに共感してくれてるんだ。君がそう感じてくれて、ホッとした。子供向けの芝居を書くのは初めてでね」というオスカー。

「この後、オリーブは火の谷を超えて、無事に剣を手に入れ怪物を倒すのですよね?」と聞くヴァイオレット。「ああ、でもその代わりに精霊使いの力を失ってしまうんだ」と答えるオスカー。「そんな……、ではどうやって故郷に戻るのですか?船も壊れてしまいましたし……」と聞くヴァイオレット。「そこはまだ考えてない」と答えるオスカー、「考えないと……考えなければ父親が待つ家に帰れません」というヴァイオレット。

「良い天気だな。いや、良すぎるか……」そんなことを言って外に出たオスカー。「旦那様、これは?」というヴァイオレット。振り返ったオスカー、ヴァイオレットが持っている日傘に動揺をします。「ああ……ただの、傘だよ」と答えるオスカー。「どうして?」と聞くオスカーに「とても、綺麗な傘だと思いまして……」というヴァイオレット。オスカーは一瞬自分の娘のことを思い出します。「少し、休ませてくれ」というオスカー。

家の、寝室に入ったオスカー。娘の写真を見て悲しみに暮れます。ふと窓から外を見下ろすと、ヴァイオレットがその日傘を開いて立っていました。「いつか、いつかきっと見せてあげるね」という娘の姿がフラッシュバックします。ヴァイオレットの下にやってくるオスカー、「やめろ!」とヴァイオレットのもつ傘を手からたたき落とします。

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』第7話「「        」」より ©暁佳奈・京都アニメーション/ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会

「やめてくれ……」というオスカー、「申し訳ございません。勝手に傘を……」というヴァイオレット、「もういい、もういい……帰ってくれ」というオスカー。家に戻ろうとするオスカーの背中にヴァイオレットは「それではお芝居が完成しません。オリーブの物語が完結しません。旦那様は心に何か隠していらっしゃるのではないですか?私にはそれを汲み取る能力はなく本当に申し訳ございません」と言います。

立ち止まるオスカー。「俺はもう何も書けない……。だが、このままじゃダメだ。そう思ってあの子に、オリビアに聞かせてやった話を完成させようと思って……」というオスカー。「オリビア?」とヴァイオレット、「ああ、娘だ」と答えるオスカー。

妻が亡くなり夏の別荘だったこの屋敷に引っ越してきた、いつも色々と手伝ってくれていた娘オリビアの好きだったもの、それがフリルの付いた日傘と水鳥だったこと、を語るオスカー。

飛び上がる水鳥を見て「わあ、いいなぁ。わたしもこの湖を渡ってみたい。あの落ち葉の上なら歩けるかな?」というオリビア。「傘を差して風を利用すればできるかも知れないね」というオスカー。「わたしが湖を歩くところ、いつかきっと見せてあげるね」というオリビア。

しかしその後病気にかかり亡くなってしまうオリビア。「たった一つの希望が……神はどれだけ俺の大切な物を……」というオスカー。「大切な人と別れるということは……二度と会えないということは……こんなにも寂しく、こんなにも辛いことなのですね」といって涙を流すヴァイオレット。

次のページに続きます。





広告




広告