『ルパン三世PART5』第11話「パブロ・コレクションを走れ」感想




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「見ての通りだよ、魔法が解けたのさ」

『ルパン三世PART5』第11話「パブロ・コレクションを走れ」より ©TMS・NTV

 襲い来る車は次元が銃で撃っても、五ェ門が刀で切っても効きません。すり抜けてしまいます。「だったら勝負してやろうじゃねぇの……不二子、チェッカー頼むわ」と車、おそらくランボルギーニ・カウンタッックLP400、に乗り込むルパン。

 衛星写真に写っていたPABLOという文字のコースを走る2台。コースを知らないことで多少苦戦するルパンですが最後は先着してゴールします。「良い車だ……メンテも最高だな、麻薬王パブロ……」というルパン。クラシックカーに乗ったパブロと呼ばれた男がにニヤリと笑います。太陽を見上げるルパン、再び車に目を戻すとそこにあるのは時間が経ち朽ち果てた車でした。

 「ちょっと……どうなってるの?」と驚く不二子。「見ての通りだよ、魔法が解けたのさ」というルパン。「うそぉ!全部が全部ってワケじゃないわよね!?」と他の車を見に走り出す不二子。「お宝は頂いて行くぜ……セニョール・パブロ……」とパブロの車からエンブレムを取るルパン。

 そこに突然砲撃が始まります。砲撃しているのは襲撃者からの連絡を受けたブラジル海軍のゴメス司令官でした。

『ルパン三世PART5』第11話「パブロ・コレクションを走れ」より ©TMS・NTV

 潜水艦で脱出しようとするルパン一味、しかし潜水艦は2人乗り、がんばってもせいぜい3人が乗れるか、程度の大きさです。「ルパン!お前が不二子なんか連れてこなけりゃみんな乗れたんだぞ!」という次元。誰が乗るかじゃんけんをすることになりますが、ルパンは「ちょっとションベン」といってじゃんけんを中断し一人コレクションのあった場所へと戻ります。「さてと……」とつぶやき上空を見るルパン。上空からはパラシュートで兵士たちが降りてきています。「陸海空で雪隠詰め(せっちんづめ)かよ……。仕方ねぇなぁ……こんな状況突破できるの、世界中で俺くらいなもんだろ」と歩き出すルパン。

 「アイツらの中に紛れこめばなんとかなるか……」と兵士たちを見ているルパン、「いたぞ!ルパン一味だ!」と始まる射撃、「なにぃ!?」と驚くルパン。兵士を倒す五ェ門、「これで8人……」とつぶやきます。背後に立ち斬られそうになるルパン、「ルパン、なぜここに?」と五ェ門、「そりゃこっちのセリフだよ!」とルパン。「この包囲を突破できる男は世界広しといえどもそれがししかござらん……」という五ェ門、「これを突破できるのは俺ぐらいなもんだろ」と次元も現れます。

 「帰れよお前ら、ここは俺がなんとかすっから!」とルパン、「お主こそ、ここはそれがしにまかせておけ」という五ェ門、「ルパンは不二子と行けばいいだろ!」と次元。ケンカになりますが、砲撃がうるさいとキレる3人、「まずはアイツらを黙らせるか」と3人で包囲に対して突撃をします。

 一人潜水艦に乗る不二子、「結局は私より友達を取るんじゃない!」と怒っています。

 一人待ち合わせの場所で待つ不二子。「もう1週間……合流場所はここであってるはずなのに……全然来ないじゃない」とつぶやく不二子。遠くから聞こえるルパンの声。ボロボロになりながらも、あの時は死ぬかと思ったと言い合い笑い合うルパン、次元、五ェ門。その様子を見て「男ってホント子供なんだから……」とつぶやく不二子。

 再び正月を過ごしているルパンたちのアジト。「あっという間だな……あれから何年経った?」とルパン。「数えたくねぇな」と次元。「一つ気になっていることがあるのだが……それがしの記憶によればあのとき最初に逃げ出したのは次元だったはず」という五ェ門、「俺じゃねぇよ、ルパンだろ!」と次元、「やだねぇおじいちゃんは。記憶が捏造されちゃうから」というルパン。「テメェと大して変わらねぇだろうが!」という次元。こうしてまた口げんかが始まるのでした。

おじさんになっても男たちは仲良し

 赤ジャケットのルパン、つまりはルパン三世 第2シリーズのルパンのお話でした。いかにもPART2らしいお話だったなぁと思います。

 私が一番慣れ親しんだルパン三世がPART2でした。幼少の頃、まだアニメの再放送をバンバンやっていた時期でその頃もよく見ましたし、成人した後もアニマックスが見れる環境があった時期があるのですが、その時期にもよく見ていたのがルパン三世PART2でした。

 正確には今のルパンが昔を懐かしむ話、とういう構造です。今のルパンはルパン三世PART2から一体何年経っている世界なんでしょうか……。

 物語の中では、アンティークカーが競争するシーンがありますが、あれは普通に考えればランボルギーニ・カウンタッックが圧勝するでしょうね。大昔で言うスーパーカーブームというヤツの正にスーパーカーの代表ですからね。私は車に全然興味のない子供だったのですが、家にはランボルギーニ・カウンタッックのおもちゃ(大きめのミニカー)があったのを覚えています。多分、父の趣味で購入された物だと思うのですが……。

 物語は若かりし頃のルパンと今のルパンを繋ぎ、今でも仲良くやっているオッサンたちとして描かれていたのかなぁと思います。あれだけ仲良しな男たちを前に不二子は居場所がない、という感じでしょうか。男の友情に女はなかなか立ち入れない、そういう物語を感じさせる構成だったなぁと思います。そうでありながらも、途中はやたらとルパンが不二子にちょっかいを出すワケです。ルパンはなかなかヒドいことをしますね。

 次回はサブタイトルが「十三代目石川五ェ門散財ス」です。一体どんなお話でしょうか。次回も非常に楽しみです!





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