「趣味にございます!」『ナイツ&マジック』第3章「Scrap & Build」感想

ナイツ&マジック 第3章より「対峙するアールカンバーとテレスターレ」




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2017年夏アニメ『ナイツ&マジック』第3章「Scrap & Build」を見ました。

第3章「Scrap & Build」あらすじ

以下、公式サイトよりあらすじを引用します。

わずか12歳の子どもがベヘモスを討ち取ったという大事件は、すぐさま国王アンブロシウスにも伝えられた。
国王から報賞について問われたエルは、これを千載一遇のチャンスととらえ、シルエットナイトの心臓部エーテルリアクタの製法に関する知識を願い出る。
国家機密を要求するという事態に動揺する重鎮たち。だがアンブロシウスはエルの真意を受け止め、最高の機体を作り上げれば、必ず褒美を取らせると約束するのだった。

「シルエットナイトの心臓部、エーテルリアクター製法に関する知識にございます!」

『ナイツ&マジック』第3章「Scrap & Build」より ©天酒之瓢・主婦の友社/ナイツ&マジック製作委員会

国王に呼び出されたエルネスティ。

呼び出した理由は「此度の功績に対して果たしてどれほどの褒賞を取らせるべきか、考えが浮かばなかったためだ」と説明します。「率直に聞こう、お主何が欲しい?」とエルに聞く国王。

エル(これは単純な好意から、とは思えませんね……。僕は国王に試されていると考えるべきでしょう。何もいらないと言うべきか、それとも褒賞を求めるか、求めるなら何を希望するか……。いっそのこと最新鋭のシルエットナイトを一機、いや違う違う。これは千載一遇のチャンスなのです。できればこの期を逃すと二度と手に入らないような最高難易度の褒賞を……。)

と、エルは思考を巡らせます。そして「僕が今、一番欲しているものは知識。シルエットナイトの心臓部、エーテルリアクター製法に関する知識にございます!」と答えます。

さすがのおじいいちゃん、騎躁士学園の学長であるラウリも隣で驚きます。そして側近のクヌートも「己が何を言っているのかわかっておるのか?」と怒りの表情になります。

国王は「エーテルリアクターの謎を知ってなんとする?」と問います。「究極の目的は自分だけのシルエットナイトを手に入れることでございます」「僕は僕のためだけのシルエットナイトを僕自身の手で作り出したいと願っているのです」と説明するエル。

さらに「そこまで願うその理由は?」と問う国王に「趣味にございます!」と言い切るエル。その言葉に唖然とする一同でしたが、国王は笑い飛ばし「よかろう、その願い聞き入れた」と言います。

『ナイツ&マジック』第3章「Scrap & Build」より ©天酒之瓢・主婦の友社/ナイツ&マジック製作委員会

国王「ただし!ベヘモスごときでは国家の秘事に釣り合わん。エーテルリアクターの製法を得てそれを活用できるという証しを見せよ」

エル「それはどのようにお見せすればいいのでしょう?」

国王「たやすいことだ。シルエットナイトの筐体を作って見せよ。お主が作り上げた機体が儂を満足させる最高の物であればその望み叶えてやろう」

「拝命いたします」と頭を下げるエル。側近たちの表情は……微妙ですね。何やら腹に一物ある雰囲気です。

さすがに国王にこんなこと言い出すとは、祖父であるラウリは肝を冷やす思いだったでしょうね。お気の毒です……。

『ナイツ&マジック』第3章「Scrap & Build」より ©天酒之瓢・主婦の友社/ナイツ&マジック製作委員会

その翌日、ヨアキム・セラーティは息子、娘であるキッド、アディを呼び出します。

ヨアキム・セラーティはここまであまり目立った動きのない人物でしたが、エルと仲の良いアディとキッドが苦手としているところから、エルとは敵対する関係にある、と見ていいのでしょうかね。

エルの友人である二人に「エルネスティが何かしらの成果を挙げるようなことがあれば私に知らせて欲しいのだ」といいます。理由は「先んじて陛下のお耳に入れたい」からだと言います。

「それってエルくんのためになることですか?」と聞くアディ、「無論だ、だがエルネスティにはこのことは伝えずともよい。彼の使命の妨げとなってはならないからな」というヨアキム。うーん、なんだか胡散臭いですね。

『ナイツ&マジック』第3章「Scrap & Build」より ©天酒之瓢・主婦の友社/ナイツ&マジック製作委員会

学校のシルエットナイトを修理しているところにやってきたエル、「この機体のクリスタルティシューは先月新品にしたばかりだ……どんな使い方をしたら一晩でこんな有り様になる?」と言っている鍛冶学科の学生、通称『親方』の隣で「美しい……壊れた機体もまた、美しい」とつぶやくエル。「そしてそれに手を貸したのが自分だという、罪悪感混じりのアンビバレンツな感情……」と口走ったことから親方に掴まってしまいます。

エル「はい、ですからマギウスエンジン内のスクリプトを転写して自前で演算してシルエットナイトを動かしたんですけど」

親方「百歩譲ってそいつはまあいい、グゥエールが自壊しているのとどう関係があるんだ?」

エル「マギウスエンジンの代わりをするということはあらゆるリミッターを解除して操作できると言うことです。機体の持つ全てのマナを攻撃にまわしちゃいまして、結果構造強化を維持できなくなってしまったのです」

「今の言葉に間違いネェか?」と親方が聞いたのはディートリヒでした。部屋の隅で膝抱えちゃって……だいぶショックを受けているようですね。

親方は「つまり坊主が本気を出せばどんな機体でもぶっ潰れちまうってことか?」と言うとエルは「現行の機体ではその可能性が高いですね」と答えます。そして「それでしたら僕にアイディアがありますよ」と提案します。

『ナイツ&マジック』第3章「Scrap & Build」より ©天酒之瓢・主婦の友社/ナイツ&マジック製作委員会

エル「名付けてストランドタイプクリスタルティシューです」

情報系にも強くて機械にも(多少?)詳しいとは……。まあその辺は置いておきましょうか。

それにしても従来のものはクリスタルティシューというものを編まずに使っていたのでしょうか。それは強度にだいぶ問題があるし、長い歴史の中で誰かが気づきそうなものだと思うのですが……、とにかく強度を上げてみせることができたことで親方の信頼を得たんだと思います。

「ちょうどいい、今修理中の機体に早速ぶちこんでみるか」という親方にさらに「ついでにもう一つ、人型にも少しばかり手を入れてみませんか?」と提案するエル。

『ナイツ&マジック』第3章「Scrap & Build」より ©天酒之瓢・主婦の友社/ナイツ&マジック製作委員会

そのアイディアというのは、杖と剣をとっかえひっかえするのは非効率的と、背中に杖を持つための腕を付けてはどうか、というものでした。あれですね、ガンキャノン的なヤツですね……。

エル「背中の腕に持たせる杖を仮にバックウェポンと名付けましょうか。サブアームの展開、およびバックウェポンの操作は専用のスクリプトで操作します。もう一つ、照準機能も盛り込みます。ナイトランナーに求められるのは照準を合わせ、発射のタイミングを計ることだけです。

この機構を実際にヘルヴィの『トランドオーケス』に組み込み実際に動かしてもらいます。ヘルヴィは「思った以上に簡単に動かせるわ。訓練次第では砲撃と剣の同時進行で戦うこともできそう」と感想を言います。

エル「人の形をしていてもつまるところ道具であり機械です。求める機能があるならそれに相応しい姿をとっていいと思いませんか?」

親方「まったく……お前何モンだ?どうしてまぁ、見たことも聞いたこともねぇもんを次から次へと作ろうとしやがるんだ」

エル「何をおっしゃいますか!ないから作るのです!あったら作りません!」

それはごもっともです。

『ナイツ&マジック』第3章「Scrap & Build」より ©天酒之瓢・主婦の友社/ナイツ&マジック製作委員会

夕方、エルとともに歩くキッドとアディ。キッドはシルエットナイトが強くなったら「エルのことだからまた魔獣と戦いに行くよな?」と質問します。「そうですね」と答えるエルに「オレとアディに手助けはできないかな?」と言います。

「エルくん一人で戦うなんて絶対にダメだからね」とアディ、「オレたちだってエルと一緒に戦いたいんだよ、ベヘモスのときみたいな置いてきぼりはゴメンなんだ」とキッド。

「もちろんです!そのための準備も考えてあります!」と答えるエル。

次のページに続きます。





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