「俺たちはもう辿り着いてた……俺たちの本当の居場所」『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』第50話「彼等の居場所」




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2017年4月2日、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』の最終回「彼等の居場所」」が放送されました。

第50話「彼等の居場所」あらすじ

以下に公式サイトよりあらすじを引用します。

ギャラルホルンは鉄華団掃討作戦を開始する。立ち向かう、鉄華団の未来は―

鉄華団という戦いしか知らない子供たち

『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』第50話「彼等の居場所」より ©創通・サンライズ・MBS

Aパート。あまりに壮絶であり、ストーリーがめまぐるしく展開するので画像が多くなってしまいました。

ラスタル・エリオンは「モビルアーマーを単機で仕留めるような化物は、もはや人ではない……。獣を仕留めるには相応しい作法というものがある」と言ってダインスレイヴによる攻撃を行います。あまりに非情であり非道です。非人道兵器ゆえ使用禁止とは一体何だったのか……。

機体と共に自分たちも致命傷となる負傷をする昭弘とミカ。昭弘は「しょうがねぇ……死ぬまで生きて……命令を果たしてやろうじゃねぇか!」とまだ戦うことを誓います。そうした果てに、イオクと対峙し道連れにしました。「生きてりゃいいことあるもんだなぁ……テメェをこの手で殺れるとは……いい土産話ができた……」、という昭弘の最後の言葉が切ないです。

ジュリエッタの「どんな大義があるというのだ」という問いに、ミカは朦朧とした意識の中でこう答えます。「けど、今は……オレには……オルガがくれた意味がある……何も持っていなかったオレのこの手の中に、こんなに多くのモノが溢れている」

そうした思考の果てに辿り着いた結論が「そうだ、俺たちはもうたどり着いてた……俺たちの本当の居場所」でした。彼等は気づくのがあまりに遅すぎたのでした。死にゆくときに手には一杯ものがあったと気づいてしまったのです。

ラストカット、ジュリエッタの「今ここに、アリアンロッド艦隊司令ラスタル・エリオンの威光の元に、悪魔は討ち取られた!」というセリフでAパートが終わります。壮絶なシーンです。このシーンをガンプラで再現できたら……、言葉が拙いのを覚悟で言いますが、カッコイイでしょうね。

「私は愛しています……。あなたが残してくれた……この世界を……」

『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』第50話「彼等の居場所」より ©創通・サンライズ・MBS

Bパートのエピローグも画像が多くなってしまいました。

マクギリスが目指した世界は、結局彼を踏み台にした形でギャラルホルン代表となったラスタル・エリオンが実現し、ギャラルホルン火星支部は縮小され、経済圏の支配から脱した各都市は火星連合を設立し、連合議長としてクーデリアが就任。ギャラルホルンと火星連合の間でヒューマンデブリ廃止条約が締結されます。

個々のキャラクターたちのエピローグが流れます。ガエリオはどこかで療養、ジュリエッタといい仲のようです。タカキはアレジの秘書を務め、いずれは議員を目指すことをクーデリアたちに宣言します。ユージンやチャド、ダンテ、デルマたちはアドモス商会で働いてます。おやっさんとメリビットさんも幸せに暮らしておりファクトリーを経営、ザックとデインもそこで働いています。

オルガがかばって生き残ったライドは、その仇であるノブリスを暗殺します。これで彼の復讐劇は無事終われば良いのですが……。

そして、ラストシーン。クーデリアは、アトラとアトラとミカの子供、暁の元に帰ります。そうしてラストのクーデリアのセリフがこうです。

「私は愛しています……。たとえ、歴史の流れに忘れられようとも、鉄華団のみんなが作ってくれたこの世界を、あなたが残してくれた……この世界を……」

戦うしか知らなかった子供たちが、多くの仲間たちの犠牲があり、やがて訪れた平和の中で各々の道を見つけて歩いて行く様がBパートで描かれています。本当に、心震えるエピローグでした。

私、本放送時は奥さんが一緒に見ているので、ちょっと涙拭うくらいの『泣き』で収めたのですが、この記事を書くために再度見直したら……ダメでしたねぇ、嗚咽漏らすほど泣きました。なにこれ、スゴい……。これが悲しみなのか感動なのか、掴みかねていますがとにかく嗚咽漏らすほど泣きました。涙も鼻水も滝です。最終回で嗚咽漏らすほど泣いたガンダムは『∀ガンダム』以来でした。

ガンダムという作品の難しさ

私は自分の感想を書くまではネットでの感想というのを見ないようにしています。少なからず影響を受けてしまって、自分の言葉が出てこなくなってしまうからです。

ですからそれほど詳しくはないですが、『鉄血のオルフェンズ』の最終回が賛否両論らしいぞ、ということは知っています。

でもそれはしょうがないことだと思うのです。それくらいガンダムという作品は……、一言でいうと偉大なのだと思います。歴史も長く、作品数も多い。人の数だけ「ガンダム論」がある、と言えると思うのです。

人がどうであれ、私は『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』が大好きです。

いわゆる厨二っぽいガンダムじゃなかったし、ボスが大きなモビルアーマーだったりしたワケでもありません。ラスボスらしいラスボスもなく、ガンダム・バエルはビックリするほど弱かったです。でも、それでもこのガンダムは良かった、と私は思います。

ヒューマンデブリという非人道的な環境にある少年たちが生きるために戦う。その果てに多くの同胞が死んでしまう。なんのために戦っていたのか、それを最後の最後に戦いの中で気がつく。激しい戦いの中で多くの友や家族が死んでいき、ようやく掴んだ平和な未来。その世界を愛していると言えるクーデリア。

ただただひたすらに、ヒューマンドラマだったなぁと思うのです。私は、そんなガンダムだった『鉄血のオルフェンズ』はスゴく良い作品だったなぁと思うのです。





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