『ゴールデンカムイ』第12話「誑かす狐」感想




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「必要な額の金が手に入ったから一抜けたなんて……そんなこと、俺があの子に言うとでも思ってるのか!」

『ゴールデンカムイ』第12話「誑かす狐」より ©野田サトル/集英社・ゴールデンカムイ製作委員会

 騎手の帽子を拾うキロランケ。逃げ出した騎手の代わりに馬に乗ってくれと頼まれるキロランケ。騎手は八百長を馬主に指示されて逃げ出した、その馬主はヤクザの親分で失敗したら報復される、馬には水をたくさん飲ますからアンタは普通に乗っててくれればいい、という厩舎の人。

 ヒゲを剃り騎手の服を着たキロランケが杉元たちに「お前ら、俺に賭けろ。……最終レース3番の馬に乗る、俺が勝つぜ」といいます。白石はインカ(ラ)マッに占ってもらうと3番は勝たないという結果が出ます。「白石、もうそこまでにしておけ。占いというのは判断に迷ったときに必要なものだ。わたしたちのこの旅に迷いなんかない、だから占いも必要ない」というアシ(リ)パ。「シラッキカムイは6番が勝つと示しました」というインカ(ラ)マッ、「6番ですね!全額賭けてきます!」という白石。白石を締め上げ「爆薬の金くらい残しておけ」という杉元、白石はインカ(ラ)マッに金を託し馬券を買いに行ってもらいます。

 杉元は白石の腕を取り組み伏せます。「お前は金が必要だから北海道に来たんだろ?いくら必要なんだ?金塊2万貫じゃないだろ?」という白石。インカ(ラ)マッを追うアシ(リ)パ、「止めに来たんですか?もう買っちゃいました、全額6番。でもハズレた方があなたには好都合なんじゃないですか?」と馬券を見せるインカ(ラ)マッ。「あの方たちが大金を手にしてしまったらアシ(リ)パちゃんに協力するでしょうかねぇ……」というインカ(ラ)マッ。「命なんか賭けなくても稼ぐ方法が目の前にあるじゃねぇか!」という白石。「必要な額の金が手に入ったから一抜けたなんて……そんなこと、俺があの子に言うとでも思ってるのか!」と怒る杉元。「あなたの目……お父様と同じ綺麗な色ですね。また会いましょうね、アシ(リ)パちゃん」というインカ(ラ)マッ、アシ(リ)パに馬券を投げつけその隙に逃げます。

 厩舎にいるキロランケ、水を飲ませておけと言われます。その水は飲ませずに「行こうか、烈風」と馬の名前を呼び話しかけるキロランケ。

 スタート直後、ムチで顔を叩かれるキロランケ。それにより出遅れてしまいます。馬券を確認していたアシ(リ)パ、1枚だけ3番に賭けてありました。レースは力を遺憾なく発揮したキロランケと烈風が逆転勝利します。馬券がハズレた白石は「狐に化かされた……」とつぶやきます。

『ゴールデンカムイ』第12話「誑かす狐」より ©野田サトル/集英社・ゴールデンカムイ製作委員会

 茨戸では土方たちと尾形が接近していました。「腕の立つ用心棒はいらねぇかい?土方歳三さん……」と持ちかける尾形。

 杉元たちに追いつく白石、「脱糞王、夢から覚めたか」とアシ(リ)パに言われます。「とっとと準備しろ、網走は遠いぞ」というキロランケ。「その前に……とっておきの情報を聞く気はねぇか?」という白石。「すすきののカワイ子ちゃんに聞いた話では……」と家永から聞いた話をする白石。家永のホテルに泊まりに来た男が泥棒で、ある家に侵入したとき、死体から人間の剥製が作られ、その中に刺青人皮もあったと話していたと言い、その場所が夕張にあると白石は言います。「網走の計画だって上手くいく保証はないんだからよう、道すがら囚人や刺青人皮の情報が手に入るなら、そこに向かってみるべきだと思うんだよなぁ」と白石、「夕張か」とつぶやく杉元。そして馬に乗り出発する杉元たち。

 夜、夕張にいる鶴見、月島、二階堂。炭鉱事故で土葬されたばかりの墓で盗掘犯が来るのを見張っています。現れた盗掘犯、しかし小枝が折れた音に気づき逃げ去ります。後を追う月島と二階堂。鶴見は盗掘犯が落としていった手の皮のようなものを拾います。それを手にはめ「届けてやろう」と言いにやりと笑う鶴見中尉でした。

2期が発表されて一安心!

 番組終わりに10月から2期が放送されることが発表されました。これで10月まで生きる理由ができました。がんばります。

 怪しげな占い師、インカ(ラ)マッが登場しました。彼女はアシ(リ)パの父のことを知っている様子でした。一体どういう関係なんでしょうか。

 占いに魅せられてギャンブルでお金を稼ごうとする白石。杉元は白石に「命を賭けなくても稼ぐ手段がある」と言われますが、必要なお金が手に入ったから一抜けたなんてことは言わないという杉元。もうすでに友人の奥さんのために金が必要、ということだけが杉元を突き動かす理由じゃなくなっているんですね。杉元とアシ(リ)パの絆が感じられる良いエピソードです。

 北海道民としては『夕張』のイントネーションがスゴく気になりますね。鶴見中尉は道民も聞き慣れた『ゆ↑うばり』って感じの頭高型のイントネーションなんですけど、白石と杉元は『ゆう↑ばり』って言う中高型のイントネーションでした。なんか違うんだよなぁって思ってしまいました。アルファベットのユーを読む音に近いんですよねぇ。

 ここでは関係ない話なんですけど『富良野』もそういう、イントネーションに違和感を感じることが多い名前です。『渋谷』のイントネーション(平板型)で『富良野』っていうと違うんですよ。北海道では頭高型の『ふ↑らの』なんですよね。読み方なんて……って話ではありますけど、ちょっと違うとリアリティは薄くなっちゃうかなぁなんて思ったりします。道民の役なのにイントネーション違うじゃん、みたいな話です。細かすぎますかねぇ。あ、よく考えると杉元や白石は北海道出身じゃないからリアルなのかな……。

 尾形は茨戸で土方について、鶴見は夕張にいました。各陣営だいぶ刺青人皮も揃いはじめていますね。これからどんな展開が待っているのか……2期も非常に楽しみです!





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