『ゴールデンカムイ』第11話「殺人ホテルだよ全員集合!!」感想




広告

「テメェ……なんでアシ(リ)パさんの目ん玉舐めてんだ……?」

『ゴールデンカムイ』第11話「殺人ホテルだよ全員集合!!」より ©野田サトル/集英社・ゴールデンカムイ製作委員会

 拘束を解こうとがんばる白石、その部屋に牛山が振ってきます。「思い出したんだよ!あの女将は囚人だ!」と訴える白石、しかし酔ってる牛山は「女将!!」と白石に抱きつきます。「おえぇ、くせぇ!」とゲロを吐く牛山。「思い出せ、牛山。化粧のせいか顔が変わってて気がつかなかったがあの口元のほくろ……医者だったジジィがいただろ?あの女将は女装した刺青の囚人だ!」という白石。しかし白石が拘束されてたベッドを持ち上げ「関係ねぇ。女将と一発やらなきゃおさまらん!」と部屋の出入り口に突進する牛山。「それじゃムリだ、ここから脱出できるぞ」と別の脱出口を開ける白石。しかし牛山は開かない扉に「女将!女将!女将!女将!」と言いながら何度も突進を繰り返します。

 その頃家永は杉元とアシ(リ)パの部屋にいます。「本当に綺麗な子……きめ細やかな肌、つやのある髪、特にこの瞳……深い深い青にうっすらと緑が見える……。欲しい……」と言いアシ(リ)パの目を舐めようとする家永。その顔を蹴り飛ばす杉元。

 「テメェ……なんでアシ(リ)パさんの目ん玉舐めてんだ……?」と杉元。「クソ……子供が死んでしまわないようにガスを弱くしていたのがマズかった……」と思う家永、「とんでもない!見間違いですぅ!先ほどホテルに戻られたときお子様の具合が悪そうだったので様子を見に来ただけですぅ!」という家永。

 「おい、妖怪目玉舐め!どうやってこの部屋に入った?」と聞く杉元、「え?」と聞き返す家永。「つっかえ棒してあったのにどっから入ってきた?」と聞く杉元、扉は剣をつっかえ棒にして、開かないように工夫してありました。その扉を廊下側から叩く白石、「杉元!入れてくれ!このホテルはヤバい!地下の拷問部屋に死体があった!あの女将は刺青の囚人だ!前に話しただろう?患者を監禁して肉をどうこうしてた元医者がいるってよ!」と白石が言います。「アシ(リ)パさんの綺麗な目にかじりつくつもりだったのか……」とキレる杉元。

 「若さ、強さ、美しさ……。充実した生への渇望……、結局人は無い物ねだり、欲深い生き物です……。でも見て下さい。私は正しい……」という家永、「そんな都合の良い話があるかよ。自己暗示だろ?」と杉元、家永の顔にしわが増えて見えます。「だが……確かに人間ってのは欲深いぜ。俺はテメェの刺青を引っぺがして持ち去るつもりなんだから……」と杉元。

『ゴールデンカムイ』第11話「殺人ホテルだよ全員集合!!」より ©野田サトル/集英社・ゴールデンカムイ製作委員会

 手にした注射器をアシ(リ)パに向かって放り投げる家永、アシ(リ)パを守るために注射器を手のひらで受け止める杉元。その隙に部屋から逃げ出す家永。

 「キロランケ起きろ!この殺人ホテルから逃げるぞ!」とキロランケを起こす白石。部屋の絵の裏の隠し通路から注射器を持って現れる家永。「出たぁ!」と逃げ出す白石、追いかける家永。廊下を走る家永の足下に転がる手投げ弾。「来るな、変態医者」と言い逃げる白石。

 今度は牛山に追いかけられている家永、その前方には杉元が待ち構えます。「こちらのお客様も刺青の囚人でございますよ!不敗の牛山様です!」という家永。組み合いホテルの壁をぶち破る杉元と牛山、戦いが始まります。

『ゴールデンカムイ』第11話「殺人ホテルだよ全員集合!!」より ©野田サトル/集英社・ゴールデンカムイ製作委員会

 「このホテルはもうダメだ……全てを消さないと!」と何かのレバーを引く家永。戦う杉元と牛山、しかし杉元が仕掛け床に落ちてしまい決着はつかないままとなります。「サッサと逃げないと……」と入った部屋、足下には手投げ弾が転がってきます。通路には白石がいました。「たこ坊主……!」と叫ぶ家永、また爆発が起こります。

 杉元の落ちた部屋はアルコールが撒かれていました。そこに落ちる火種、火の海に追われ逃げる杉元。

 逃げていた白石は牛山とぶつかります。「白石……なんでこのホテルに?」と牛山、「やっと正気に戻ったか……アンタこそ、会うのは明日のはずだぜ?」と白石。「そうか……なるほど。ではアイツが不死身の杉元か。通りで……」と牛山。土方から言づてを預かっているという牛山、「常に居場所を教えろ、私を出し抜けると過信するな」と土方の言葉を伝える牛山。

 手投げ弾の入った袋を拾おうとするものの、火元の穴へと落としてしまう白石。杉元たちに追いつき「逃げろ!ば、ば、爆弾が!」と伝える白石、そこで階段が滑り台のようになり滑り落ちていく杉元たち。たらいを頭に受ける白石。

 瓦礫の下敷きになっている家永を助ける牛山。「牛山……鍛え続けてるあなたなら分かるでしょ?若い頃は力強くて美しかった……。他人から奪ってまで……最高の自分にしがみついたの。あなたの完璧はいつだった?」と聞く家永。爆発する手投げ弾、ホテルを吹き飛ばします。「は!チンポ先生は?チンポ先生!!」と瓦礫になったホテルに叫ぶアシ(リ)パ。「そのうち警察や軍が集まってくる。面倒になるぞ、ひとまずづらかろう」とキロランケ、「ますます網走のっぺら坊に会わなくちゃいけなくなってきだぜ……あの不敗の牛山が吹っ飛んじまっていればの話だが……」という杉元。

 夜が明ける頃、家永を抱きかかえ立ち上がる牛山の姿がありました。

サブタイトルは『8時だよ全員集合!!』のパロディだからって……

 話の中に階段が滑り台になって落ちる、落ちた先でたらいが頭に落ちてくるだとか、建物が爆発して口から白煙を吹くなんて小ネタまで入れてくるとは……ゴールデンカムイ、恐るべし!

 小ネタと関係なく、まさか刺青の囚人が一堂に会してしまうとは、という面白さがあるお話でした。展開がスピーディーで仕掛けも面白いしで言うことなしでした。杉元が必死にアシ(リ)パを守ろうとするのもヒーローとして良いですよね。私は今までの『ゴールデンカムイ』のストーリーの中でも、この話が一番好きかも知れません。

 ヒーローと言えば牛山もヒーローっぽくなっていましたね、家永をお姫様抱っこして……。でも家永はジジィなんですよねぇ……。でもちょっと牛山カッコいいなぁって思わせられてしまいました。家永の「あなたの完璧はいつだった?」という問いに答えないところがカッコイイですよねぇ。なんだかちょっと牛山のファンになってしまいそうです。

 次回は……いよいよ最終回なんですね。多分2期……ありますよね?発表があるといいな、というのも込みで次回も非常に楽しみです!





広告




広告